社会福祉法人 あすなろ園

園舎

園舎

平成28年4月に、あすなろ園の新園舎が矢掛町矢掛2512-1に完成し移転しました。場所は井原線矢掛駅の西北西約100mの所です。

社会福祉法人 あすなろ園は、昭和62年に「矢掛町手をつなぐ親の会作業所」として開設され、今日まで、障害者の自立と社会参加を目指して、生産活動を中心に機能訓練、社会適応訓練や相談事業を実施してきました。

令和2年3月27日に「農福連携の要となる訓練・作業棟」が完成いたしまして、利用者さんの工賃向上に繋げていきたいと思います。

ごあいさつ(理事長 萩野清治)

あすなろ園理事長 萩野清治

あすなろ園は、昭和62年矢掛町手をつなぐ親の会の皆さんが「障害のある子たちが地域で普通に暮らしていける」との思いから、作業場の設立に努力され「矢掛町手をつなぐ親の会作業所あすなろ園」が矢掛町所有の施設を借りて開設しました。

平成15年には、事業母体の充実・強化をはかるため社会福祉法人の認可を受け「知的障害者小規模通所授産施設」として再出発しました。

さらに法改正により平成24年4月「就労継続支援B型あすなろ園」に移行し、平成26年8月には、相談事業の「やかげ地域生活支援センタ―」を始めました。

平成28年4月1日、開設以来、念願の園舎が矢掛町をはじめ多くの人々の善意により現在の地に新築移転し、平成29年4月には矢掛町より「矢掛町地域活動支援センター」を受託し、相談が身近なところにあり、日中活動の場が充実しました。

平成29年度より、本格的に社会福祉法人制度改革により、社会福祉法人の経営の在り方が見直され、社会福祉法人の使命として障害者の自立促進はもとより、本来あるべき地域社会への貢献が問われることとなりました。

最近の喜ばしいこととして、令和2年2月23日に、天皇陛下より御下賜金を拝受いたし、今まであすなろ園を支えていただいた、関係各位の皆様のご協力の賜物だと深く感謝いたします。

また、令和2年3月27日に待望の「農福連携の要となる訓練・作業棟」が完成いたしまして、利用者さんの工賃向上に繋げていきたいと思います。建物へは、清水基金より10,000,000円の補助をいただき、厨房什器備品には、農政局より農山漁村振興交付金2,382,500円を用い整備をしました。ご尽力いただきました各方面の方々にあらためて感謝いたします。

法制度は時代に即し変遷してきましたが、開設以来の理念は脈々と続いています。障害がある人々を中心にして、思いを受け止めて、職員一同支援技術の向上とあたたかい心を持つことにより、充実した質の高いサービスを提供することが、あすなろ園の発展、福祉の輪が広がる原動力となると考えています。

今日まであたたかく育てていただいた多くの関係者、地域の方々に心から厚くお礼申し上げますとともに、一人ひとりの生活がより豊かになり、充実した生活ができるよう、役員、職員共々、誠心誠意努力する所存でございます。今まで以上に地域の皆様のお力添えいただきますよう、お願い申し上げます。